337万円。日本学生支援機構の第二種奨学金(有利子)の平均貸与総額である。令和4年3月に貸与を終えた人を対象にしたデータだ。
新車1台を購入できる金額を大学卒業と同時に背負い、平均して17年間で返済するのだという。
もちろん収入に応じ繰り上げ返済は可能だが、そうでなければ40歳前後まで奨学金の返済が続くことになる。
奨学金の代理返済、人材確保を狙い企業の採用広がる 論説委員・高橋俊一 日曜経済講座 - 産経ニュース
私も奨学金を利用して大学を卒業いたしました。
40歳頃まで返済しておりました。
しかし中にはもっと借りてまだまだ返済しているような方もいます。
また今の学生はかなりの数が借金をしています。
上の記事によるとおよそ半分の方が奨学金を借りて大学生活を送っているようです。
そして最初の記事はそれを企業がある程度支援をしてくれるという制度です。
企業としては長く勤めてもらえるメリットがありますし、
新卒の社員としてもありがたい制度だと思います。
ただ、そもそもお金を借りなければ大学生活がままならないというのも問題でしょう。
返済しなくても良いということは難しいかもしれませんが少なくとも減額をする必要があるのではないでしょうか。
借りている人が半分以上いるということは、もう制度として破綻しています。
卒業と同時に借金を背負ってから出発というのはなかなかに無理筋だと思います。
私は家庭の問題があったため借りましたが、本当に大変な思いをしました。
そんな思いする必要ないですからね。
なんとか国民の手取りが増えて、仕送りができるもしくは、大学に行かなくても良い社会づくり
こうしたもの目指していく必要があるのではないでしょうか。